【誰??】グラッシーの石橋という男
今更ですが自己紹介します。
はじめまして
石橋 英治(いしばし えいじ)
といいます。
八幡西区在住の
昭和60年12月31日生まれの
30歳(2016年現在)です。
実は僕
美容師なのに引っ込み思案でした。
なぜなら
小さい頃から体が小さかったせいもあり
スポーツなど体の大きな人に劣っており
自分に自信が持てませんでした。
そのため学校では自分から手を上げて
意見を言えませんでした。
自分の理想としていたカッコイイ顔
(ガクトのようなビジュアル)
とは全然違う。
自分の顔が嫌いなせいで
絶対に目立ちたくないと思っていました。
自分が嫌いだから自信も出ないし
人と喋るのも苦手
(特に女性に対しては
極度のあがり症)
美容師一家に生まれ、
自分も美容師にならないといけない。
そんな気がしていました。
昔から人の期待を裏切っちゃいけないと
思いこんでいた真面目な性格でした。
特になりたい職業も他になく
なんとなく行ける高校に通い
高校時代に急にモテたいと思うようになりました。
商業高校だったため女性率が高く
女性に囲まれて過ごすため
自然と女性の苦手意識は薄れました。
当時流行っていた携帯電話を買えば
モテるだろうと安易な考えで
コンビニでバイトを始めました。
格好つけるため
お金のため
モテるため
動機は不純だがバイトを始めました。
真面目にコツコツやって気がついたら
バイトリーダーになれました。
初めて自分が認められた気がしました。
自分で考える事が苦手だったため
デキる先輩のマネをしてみました。
さらに大ブームだった韓流人気に乗っかり
母親世代にかわいがってもらいました。
他人に認められる。
かわいがってもらえる。
そのことで自分に自信が出てきました。
最初はデキる人のマネ
マネならできる。
嫌いな自分というコンプレックスを
他人のマネをすることで解消しました。
マネでも自分がほめられる事で
自信がつきました。
だんだんと調子に乗り出す18歳
そうして自分は美容師になりました。
モテるため
認められるために。
しかし現実を知りませんでした。
世界の広さに驚きました。
現場では美容学校で学んだ事が
一切通じないのです。
一通り習ったと思ったカット技術。
塗っておけば良いと思っていた
カラーリング。
デザインを無視したパーマ技術。
なにより衝撃的だったのは
「チャラくない美容師」
「美容師=チャラい=頭悪い=勉強しなくても仕事になる。」
自分の概念が崩壊します。
入社2年目
仕事を辞めてはいけない。
その気持ちだけで、かろうじて
「美容師みたいな事」
をやっている状態でした。
「調子に乗って買った車のローンを返さなきゃ。」
「休むと給料減っちゃうから。」
「嫌でも行かなきゃ。」
夢に燃えていたあのころの気持ちは
少し消えかけていました。
23歳、
ちょうどその頃母に病気が見つかりました。
うちの家は母がいないと事が進まない
「死にはしない」
という家族の言葉に安心していました。
その頃彼女ができて、
そっちと遊ぶのに夢中で
お見舞いも疎かになっていました。
今思えば薄情だったと思います。
病室で見た母は
痩せた体。荒れた肌。
一番驚いたのは真っ白な頭でした。
母はいつも元気
勝手にそう思っていました。
家でマメに染めていたから気付かなかったが
「こんなに白髪が多かったのか」
「老けてみえる」
そんな風に思いました。
退院してからも調子が悪そうで
「髪はきるけど、染めれない
肌が敏感になってる」
ますます老けて見えました。
このころから急にマザコンになります。
「母が心配だ」
親孝行って何なのか考えました。
母の髪 太くて黒く、白髪も多い。
肌が弱いそんな母を
「もっと綺麗にしてあげれないのか?」
そして
「自立した自分の姿を見せるのが
一番の親孝行ではないのか。」
そんな事を思っていると
そこから仕事が楽しくなりました 。
美容師という仕事で人に頼られるのが
うれしくなりました。
ここで学生時代からある
「モテたい」
という動機が復活します。
自分の中で
「人に頼られる
→人をきれいにする
→人が満足する
→
人気者になる
→モテる」
というサイクルを作り出しました。
25歳
仕事は絶好調でした。
かなり調子に乗っていたと思います。
しかし翌年位からスランプを迎えました。
どんどん増える新規客。
僕の事を解ってくれる固定客。
上がっていく給与。
すべて安泰だと思っていました。
しかし着実に売上げ(人気)は
落ちていました。
周りの人にも言われだした。
「チャラいよ」
「誠実そうにないね」
「意外とちゃんとしてないよね」
もともとおとなしい性格だったのが
一度良い思いをしただけで
「こんなもんでいいか」
「簡単にすませとこう」
などと楽を覚えてしまったのだと思います。
20代前半で燃えていたあの時の気持ちは
薄れてしまっていました。
私生活でも長年付き合った
彼女にも振られ
「もうどうでもいいなぁ。」
と言う気持ちで
仕事も私生活も過ぎていきました。
でも
「これじゃいけない。」
と思い自分を見つめ直しました。
技術も接客もいちから全部見直しました。
28歳
周りにも結婚する友人や出世する友人が
でてきました。
友人に追い付け追い越せで仕事を
頑張りました。
気が付けば 30歳を越え、
自分にも白髪が出てきました。
これにより「ハッ」としました。
肌が弱い。
白髪も出てきている。
あの時の母親と同じ状態に
近付いてきた ように思いました。
だけど、
自分の頭で試せる技術もあるはずです。
こういった悩みは今後
もっと増えるはずです。
20代前半に持っていた熱い思いを胸に
初心に戻って頑張ってある最中です。
まずは自分の持てる技術で
きれいになってもらいたい。
今日もこの仕事が大好きです。
0コメント